ロングボードを作るとき悩む素材の選択、何故多くのロングボードにepsが選ばれるのか?
その理由を、作り手側からお答えします。

先ずはepsとはなに?

EPSという素材は一般的に発泡スチロールと呼ばれています。
Expanded Polystyrene (ビーズ法発泡スチロール)のことで、
通常の発泡スチロールは体積の98%は空気なので、
非常に軽量で同じ体積でも浮力がアップします。

また、PU(ポリウレタンフォーム)はポリウレタン樹脂を使用しますが、
eps(発泡スチロール)はエポキシ樹脂を使用します。

エポキシ樹脂の性質は完全硬化後は非常に硬く、ポリウレタン樹脂と比べ完全硬化時間は長く、価格もポリウレタン樹脂と比べて3倍以上となります。

結果、EPSサーフボードは作業時間や原材料を考えると割高になってしまうのです。
シェイプ前

シェイプ後

EPSロングはどんな特徴?

epsロングボードは何と言っても軽く仕上がることに利点があります。
通常のPUボードと比べてもコアになる素材の違いでシェイプ後、約1~1.5kgの差があります。

同じクロスの番手で巻けば同程度の樹脂とクロスの使用量なので、
PUで仕上がり6kgとすると、epsでは4.5~5kgの仕上がりとなります。

この差は片手で持った重量感では重いと感じるか、重くはないと感じるぐらいの差があります。

ロングボードはショートボードより長い分、重量に関して恩恵は多く受けられるのです。

重さとライディングに関して、クラシックロングボードで優雅にサーフィンを楽しむことは別として、取り扱いやパフォーマンスを考えるとやはりepsに多くの利点があります。

また、テイクオフに関して言えばボード自体の重さで滑るのではなく、
波の斜面とめくれ上がる力によって滑り出される感じです。

その感覚は完全に滑ってないけどもう立っていいのかなというぐらいの違いがあり、
テイクオフのタイミングはその初期の滑り出しです。

レディースサーファーや、初心者についてはepsはとても扱いやすいはずです。

epsの性能について

epsロングはクロスの組み合わせにより、仕上がり重量は2層巻きにしても、4.5kgで仕上ることが出来ます。

重量は性能と密接に関係がありボードのしなりを出せるかどうかで、
硬いボードに仕上げると加重後の反発力が出ずらく
スピード、パワー、フローに影響が出ます。

また、カラーデザインについては、樹脂カラー・濃い水性カラーは仕上げ樹脂を多く使うのでこれも性能に問題が出てしまいます。

以上のことを踏まえて、ロングボードおすすめ2点をご紹介いたします。

ノーズライディングとパフォーマンスを重視したボード

最大幅は広いノーズエリア出すことで、より安定したノーズライディングか可能になるとともに、ノースでもスピードが出るようにデザイン。

テール2ftはショートボードと同じ様な薄い・狭いでデザインでフィンの上に乗れればクイックな動きができるように設計。

小波からオーバーヘッドに対応できるボードです。



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