EPSボードをポリ樹脂で修理したら
デッカい穴があくの続編です。

穴が空いたら塞がないといけません。
注意点と以外な方法を紹介します。

注意点

エポキシ樹脂は主剤と硬化剤こ混ぜると
反応熱が出ます。
特に樹脂を1箇所に多く使ったりすると
(穴に樹脂を入れる等)
その反応熱は樹脂から煙が出るほど上がり
火事の原因にもなる程です。
大きな穴に樹脂を流し込んで
塞ぐような事は火事にもなりますし
塞いだ時の熱でボード内の温度が上がり
行き場のなくなった膨張した空気は
剥離という結果にもつながります。

温度が上がらないように塞ぐにはどうすればいいのか?

Qセルでカサ増しして
使用する樹脂の量を減らすことが懸命です。
温度も上がらないし、樹脂も少なく、重くなりづらい。
硬化後のサンディングも楽なので重宝します。

とっておきの方法


これは少しプロ仕様かもしれませんが
発泡ビーズで穴を塞ぐ
発泡ビーズは
最近のクッションに入ってる直径1.5mm程度の発泡ビーズです。
これも使い方次第ですが
今回のデッカい穴2箇所を塞ぐのに
ビーズを計量カップ1000mlに半分に対し樹脂を50g
主剤、硬化剤を混ぜ反応熱が出始めるまで
約5〜10分放置した後に、ビーズと混ぜます。
この比率ですと、ザクザクという感じです
樹脂にビーズが混ざるというより
ビーズに樹脂をかける程度と考えてください



ビーズを少量の樹脂で接着する事で
発泡ビーズパテを作るという考え方です

写真の様な仕上がりで大丈夫ですが
穴の奥までパテが入る様に
しっかりと抑えて押し込みます。


硬化後にサンディングすると
発泡スチロールの様な仕上りになり
EPSフォームと同じ様になります。


勿論、仕上げはクロスを当てて
完全に閉じなければ成りませんが
ちょっとプロ仕様の修理方法でしょうか。

いずれもEPSの修理は注意が必要です
専門の修理屋さんに出すのが懸命かもしれません。